ISPAコスタルコースに向けた検討-②<4>

コスタルコースのルートを検討しながら、候補となる周辺海域の紹介をしています。同じルートにおいてコンピーテントクルーやデイスキッパー資格をお持ちの方のトレーニングも予定しています。
<第4日目:牛深から通天橋・黒島・大島経由、崎津:距離19NM>
「うしぶか海の駅」の浮き桟橋を出て、ハイヤ橋沿いに西に向かってその下をくぐり、続いて通天橋をくぐると、目の前には黒島が控えています。その先は外海で、ここから長崎・五島列島の最南端まで直線で約67NM、鹿児島・甑島の最北端までは約20NM、そして崎津までは約10NMとなります。崎津までは天草下島をスターボードサイドに見ながら北進し、やがてその先に入り組んだ入江のある崎津湾が見えてきます。崎津湾に入る手前のポートサイドにはマリア様の像が沖を向いて建っています。漁師の方々は漁に出る前に、マリア様の像を拝んでから沖に向かうそうです。湾に入っていくと、ポートサイドに漁協とその浮桟橋があって、さらに進むと集落に溶け込んだ、世界文化遺産である崎津教会が見えてきます。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のひとつで、禁教期において仏教、神道、キリスト教が共存し、漁村特有の信仰形態を育んだ集落になります。ちなみに、ここから車で10分ほどいくと、崎津教会とは多少趣の異なる大江教会があります。崎津での係留は、漁協の浮き桟橋または港の奥に槍付けになります。次は、南下して牛深を通り過ぎ、長島最南端を周り込み、狭くて潮流のある黒之瀬戸経由湯の児温泉へと向かいます。
お問い合わせ:https://linktr.ee/amakusa_sailing

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